お味噌の材料は、加熱した大豆、米、大麦、大豆の麹と塩です。それらを混ぜ合わせた発酵調味料です。
味噌の材料の主になる大豆は、タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素に加え、ビタミン、ミネラル、食物繊維から成り立っており、「畑の肉」とも言われ必須アミノ酸も豊富に含んでいます。
お味噌は大豆のこの栄養素をそのままに、発酵という過程を経て、体内に吸収されやすくなる他、アミノ酸やビタミンが更に生成されます。
お味噌に含まれる成分には、下記のような嬉しい効果があります。
- 大豆たんぱく質→酵素による分解で、より吸収されやすくなる
- 大豆イソフラボン→女性ホルモンに似た働きで、骨粗しょう症や更年期の症状を緩和
- 大豆レシチン→コレステロール抑制
- 大豆サポニン→脂質の酸化を抑えたり代謝を促す
- リノール酸→分解され遊離リノール酸へ。美白効果。
- メラノイジン→お味噌の褐色色素。抗酸化作用。ガン予防。
- カルシウム→豆味噌に多く含まれる。
また、広島大学原爆放射能医学研究室では、長年、お味噌の機能性として放射性物質(2種)を除去する作用がある事を研究されており、ヨーロッパでも、豆腐、味噌を毎日食べる日本人の尿から、ガンの予防に役立つ化学物質、ゲースティンが欧米人に比べ、30倍も多く発見されたデータなども残っています。
誰もがこのお味噌には、秘めたる多大な力があると感じられることにより、世界中で注目され、研究されているのでしょう。
そんなお味噌。家庭でも簡単に作ることができます。
自分で選んだ材料で、発酵を見届けながら作る我が家のお味噌。安心で、愛情いっぱいのお味噌を育ててみてください。
スーパーで買う密封されたお味噌とはちょっと違うおいしさや、チカラを感じると思います。